「宿泊客数は増加しているが、現場のスタッフが足りない」
「求人サイトに掲載しても応募が来ない」
「採用コストがかさむばかりで、毎年同じ悩みを繰り返している」
旅館・ホテル業界の採用担当者の方であれば、こうした悩みを抱えているケースは少なくないはずです。
実際に、宿泊業・飲食サービス業の離職率は26.6%と全産業中2位の高水準に達し、採用しても定着しないという悪循環が続いています。
こうした状況を打開する手段として注目されているのが、Instagramを活用した採用活動です。
旅館やホテルは美しい客室・料理・温泉・おもてなしの瞬間など「見せられるコンテンツ」の宝庫です。
テキスト中心の求人票では絶対に伝えられない「この職場で働くリアルな魅力」を、Instagramなら視覚的に届けることができます。
本記事では、岡山県での認知ゼロスタートから2ヶ月で面接希望52件を獲得した実績を持つ株式会社OTONAが、旅館・ホテル業界がInstagramで採用を成功させるための具体的な方法を、課題の整理から4ステップの実践方法、よくある失敗とその対策まで徹底的に解説します。
- フォロワー0人からスタートした採用アカウントで、「2ヶ月で面接希望者50名以上」を獲得
- 国立大学生3名を含む計6名の社員採用に成功
- 採用単価を従来の「約1/3」に削減
- Instagram運用支援先の合計フォロワー数 70万人以上
※実際のクライアント支援実績、自社運用のデータです
目次
旅館・ホテル業界が直面する
「採用が難しい業界」という現実
Instagram採用の具体論に入る前に、まず旅館・ホテル業界が抱える採用課題を整理しておきましょう。
課題を正しく理解することが、効果的な対策への第一歩です。
採用・離職ともに全産業最多水準——
数字が示す採用の深刻さ
冒頭でも述べたように、宿泊業・飲食サービス業の離職率は、全産業中2位の高水準です。
採用しても定着しないという悪循環が続いており、求人を出し続けるだけでは根本解決にならない構造になっています。
また、帝国データバンクの2025年1月調査では、60.2%のホテル・旅館が正社員不足を訴えており、依然として深刻な状況が続いています
出典:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査」2025年1月
2025年の訪日外客数4,268万人——
「過去最高」を記録し、2026年もさらなる拡大が続く
2025年の訪日外国人旅行者数は4,268万人と過去最高を記録しました。
2026年もさらなる増加が見込まれており、国内の旅館・ホテル市場の需要拡大は続く見通しです。
しかし現場を回すスタッフが圧倒的に足りないという構造的な問題は解消されていません。
出典:JNTO「訪日外客統計」
従来の求人媒体だけでは若手に届かない
ハローワーク・求人サイト・地域の折り込みチラシ。これらは依然として有効ですが、20代前半の若者層へのリーチには限界があります。
Z世代は就職先を選ぶとき、まずSNSで企業を検索し、投稿内容から職場の雰囲気を判断してから応募するかどうかを決めます。
Instagramに採用情報がない旅館・ホテルは、そもそも若手求職者の「選択肢」にすら入らないリスクがあるのです。

旅館・ホテル採用にInstagramが有効な4つの理由

理由①:「働く場所」自体がInstagram映えする
旅館の畳廊下に差し込む朝の光、懐石料理を盛りつける板前の手仕事、温泉の湯気が立ち込める朝の準備
旅館・ホテルの「仕事の現場」は、それ自体がコンテンツになり得る圧倒的なビジュアルを持っています。
他の業界が苦労して「魅せる」コンテンツを作らなければならないのに対し、旅館・ホテルの日常はそのままInstagramに映えます。
理由②:「おもてなし」のリアルが人を動かす
求職者が最も知りたいのは「この職場でどんな仕事をするのか」「どんな人と働くのか」というリアルな情報です。
スタッフがお客様の笑顔のために準備を重ねる姿、チームで協力する場面をInstagramで発信することで、求職者は「自分もここで働きたい」というイメージを具体的に持てるようになります。
理由③:Z世代は旅館・ホテルに「憧れの職場」イメージを持ちやすい
美しい空間、非日常的な体験、外国のお客様との交流。
こうした要素は、「かっこいい仕事」「充実した仕事」として求職者の目に映ります。
ただし「大変さ」も正直に伝えることが重要です。シフト勤務・体力仕事という実態を隠すと入社後のミスマッチや早期離職につながります。
理由④:採用コストを大幅に削減できる
求人サイトへの掲載料は1回あたり数十万〜100万円以上。
一度作成したInstagramコンテンツは資産として残り続けるため、時間が経つほど費用対効果が高まります。
OTONAの自社事例では採用コストを想定の1/3に抑えることができました。
旅館・ホテルの採用Instagramに投稿すべきコンテンツ5選

旅館・ホテル業界ならではのコンテンツを5つ紹介します。
1. 「1日の仕事の流れ」カルーセル投稿
「フロントスタッフの1日」「客室清掃担当の1日」のように、時系列で仕事の流れを見せるカルーセル投稿は、求職者の「自分がここで働くイメージ」を最も具体的に形成できるコンテンツです。
シフト勤務・早朝出勤・繁忙期の状況なども正直に見せることで、入社後のギャップを減らせます。
2. スタッフインタビュー
「なぜこの旅館・ホテルを選んだか」「仕事のやりがいと大変さ」「入社前のイメージとのギャップ」など、実際のスタッフの言葉で語る投稿は、広告コピーより何倍も信頼されます。
未経験入社のスタッフ、子育てと両立しているパートスタッフ、新卒で入社した若手の声は、求職者が自分と重ね合わせやすく高い効果があります。
3. 「賄い・寮・休憩室」など働く環境の紹介
旅館・ホテルの魅力の一つは、食事付きの賄いや寮完備など「生活面のサポート」が充実しているケースが多いことです。
美味しそうな賄いの写真、清潔で整った寮の部屋、休憩できる従業員スペースといった、「働くリアルな日常」をビジュアルで見せることで、求職者の安心感を醸成できます。
4. キャリアパス・資格取得支援の紹介
「フロント3年目→チーフ→副支配人」「調理補助からコック資格取得を支援」など、入社後の成長イメージを具体的に示すコンテンツは、キャリアを重視するZ世代に強く響きます。
数字や実績(資格取得者数・昇格事例など)を使って具体的に伝えることがポイントです。
5. 繁忙期の裏側
年末年始・連休・地域の祭りシーズンなど、旅館・ホテルにとって最も忙しい時期の「チームで乗り越える姿」を見せる投稿は、応募のフィルタリングと採用ブランディングの両方の効果があります。
「大変だけど、チームでやり切る達成感がある」というメッセージを映像と言葉で伝えることで、逆境を乗り越えられる人材に刺さります。
4ステップで始める!
旅館・ホテルのInstagram採用アカウントの作り方

STEP 1:採用専用アカウントを必ず作る
集客アカウントとの混在は厳禁です。採用専用のアカウントを別途作成しましょう。
アカウント名は「ホテル名+recruit」「旅館名+saiyou」のように、採用専用アカウントと一目でわかる名前にします。
プロフィール欄には「現在○○職を募集中」「応募はプロフィールリンクから」と明記し、求職者が迷わない導線を最初から設計しておきます。
STEP 2:採用ターゲットを明確にする
「どんな人に入社してほしいのか」を具体的に定義します。
ターゲットによって発信すべき情報は大きく異なります。

STEP 3:コンテンツを設計する
コンテンツ設計で最も重要なのは、「企業が伝えたいこと」ではなく「求職者が知りたいこと」を起点にすることです。
STEP 4:プロフィールと応募導線を整える
どんなに良いコンテンツを作っても、応募への導線がなければ成果にはつながりません。
プロフィール欄に必ず記載すべき要素は以下の3つです。
- 会社の特徴・募集職種を簡潔にまとめた紹介文
- 採用サイト・エントリーフォームへのリンク
- 投稿内のCTA(「詳しくはプロフィールのリンクから」など)
▶ 集客に関する記事はこちら:
【2026年最新】ホテルのインスタ運用で集客UP!月間約90件の予約を獲得した成功事例から学ぶ実践ガイド
ホテル・旅館の自社サイト集客にInstagramが必須な理由【5選】
旅館・ホテルのInstagram採用で3つのよくある失敗と対策

「アカウントは作ったのに応募が来ない」という声を多くいただきます。その原因のほとんどは以下の3つのいずれかです。
失敗① 集客アカウントに採用情報を混在させている
旅館・ホテルは集客目的のInstagramアカウントをすでに持っているケースが多く、そこに採用情報を追加投稿してしまうケースが最も多い失敗です。
宿泊客向けのアカウントと採用情報を混在させると、求職者にとって「欲しい情報」にたどり着けない構造になり、採用効果はほぼゼロになります。
✖️NG:集客公式アカウントに「スタッフ募集中!」の投稿を時々追加する
✓ OK:採用専用アカウントを別途作成し、求職者に向けた情報だけを発信する
失敗② 「お客様目線」のコンテンツになってしまう
旅館・ホテルのスタッフが写真を撮ると、どうしても「宣材写真」のような完成度の高いビジュアルになりがちです。
しかし求職者が見たいのは「この職場で実際に働くイメージ」であって、「旅館の美しい客室」ではありません。
「このコンテンツは誰のために作っているか?」と常に求職者目線で設計することが重要です。
失敗③ 応募への導線がない
どんなに良い投稿を作っても、プロフィールに採用サイトへのリンクがない、応募方法が分からない…。
こうした導線の不備が、せっかく興味を持ってくれた求職者を離脱させてしまいます。
「この旅館で働きたい」と思った人が次の瞬間に何をすればいいかが一目でわかる設計にすることが必須です。
人手が足りない宿泊業界向け|OTONAのLP型SNS採用とは
OTONAが実践する「LP型SNS採用」では、LP(ランディングページ)の考え方をInstagramに持ち込み、12投稿で応募判断に必要な情報をすべて揃える設計にします。
従来のSNS採用 vs LP型SNS採用
人手不足が深刻化している宿泊業界。
そこにさらにSNS運用の負担まで加わると、現場が回らなくなってしまう…
OTONAのLP型SNS採用なら、最初にプロが12投稿を設計・制作するため、運用開始後に必要なのは月1回の更新だけ。
採用活動を止めることなく、現場の業務に集中できる環境を保てます。
▶ 関連記事:中小企業のSNS採用を成功させる方法|LP型採用SNSアカウントとは
自社採用プロジェクトの実績
岡山県内限定で認知ゼロの状態からInstagram採用を実践し、2ヶ月で面接希望者50名以上を獲得、国立大学生3名を含む計6名の社員採用に成功しました。
採用コストは想定の1/3以下に抑えられた点も特筆すべき成果です。

採用支援の全国実績(業種を問わず)
- 岡山県50名規模のメーカー:3〜6ヶ月間で応募17名・3名採用に成功
- 美容室複数店舗運営会社:3ヶ月で応募6名・6名全員採用に成功
- その他:北海道(機械製造業)・香川県(製造業)・大阪府・愛知県など全国に支援先
宿泊業界での支援実績
- 群馬県 温泉系ホテル(100室規模):支援開始1ヶ月でInstagram経由の自社サイト予約87件・281人分を獲得。OTA手数料との比較で大幅なコスト削減に成功
- 兵庫県 温泉旅館(80室規模):支援開始2週間でInstagram経由の自社サイト予約69件獲得
- Instagram経由の自社サイト予約で1,000万円超を達成した旅館実績あり
よくある質問(FAQ)
Q. 旅館・ホテルでInstagram採用を始めるのに費用はどれくらいかかりますか?
A. 自社運用であれば広告費以外の初期費用はほぼかかりません。
代行会社に依頼する場合は内容によって異なります。求人媒体の掲載料や人材紹介手数料と比較すると費用対効果は非常に高い手法です。まずはお気軽にご相談ください。
Q. 集客用のInstagramアカウントはすでにあります。採用にも使えませんか?
A. 集客用アカウントと採用情報の混在は推奨していません。
宿泊客向けのコンテンツに採用情報を混ぜると、求職者に「欲しい情報」が届かず採用効果はほぼゼロになります。採用専用アカウントを別途作成することを強くお勧めします。
Q. 社内にSNSに詳しいスタッフがいませんが大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。
OTONAの支援では、企業の魅力・採用条件のヒアリングからコンテンツ設計・制作まで一貫サポートします。
更新は月1回でOKの設計なので、担当者の負担も最小限に抑えられます。
Q. 効果が出るまでどれくらいかかりますか?
A. 広告を組み合わせた場合、早ければ2〜3ヶ月で成果が出始めます。
OTONAの自社事例では開始2ヶ月で面接希望50名以上を獲得しています。
Q. 地方の小規模旅館でも効果がありますか?
A. むしろ地方の小規模旅館こそInstagramの効果が出やすいです。
求人媒体では大手ホテルチェーンに埋もれてしまいがちですが、Instagramはコンテンツの質と共感力で勝負できるため、規模に関係なく地域の求職者に直接リーチできます。
Q. 新卒採用と中途採用、どちらにも使えますか?
A. どちらにも活用できます。ただし新卒と中途ではターゲットの情報収集行動や知りたい情報が異なるため、可能であれば採用区分ごとにアカウントを分けて設計することを推奨しています。
まとめ:旅館・ホテルこそInstagramで採用の差をつける時代
旅館・ホテル業界のInstagram採用活用のポイントを改めて整理します。
- 従来の求人媒体だけへの依存には限界がある
- 旅館・ホテルは「働く現場」自体がビジュアルコンテンツの宝庫→Instagramとの親和性が非常に高い
- 集客アカウントと採用アカウントは必ず分ける
- 「企業が伝えたいこと」ではなく「求職者が知りたいこと」を発信する
- プロフィールと応募導線をしっかり整える
- 最初の設計で成果につながる構造を作り切る
2025年に過去最高を記録した訪日外客需要は2026年もさらなる拡大が見込まれ、業務量は増え続ける一方、採用難は続く——そんな厳しい状況だからこそ、Z世代が日常的に使うInstagramを戦略的に活用することが、採用の突破口になります。
「何から始めればいいかわからない」「自社でやるリソースがない」という方は、ぜひOTONAにぜひご相談ください。
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