「毎日投稿を頑張っているのに、なぜかフォロワーが増えない…」多くの企業担当者様が、このような悩みを抱えています。
Instagramを取り巻く環境は大きく変化し、今や正しい戦略なしに成果を出すことは難しい時代です。
本記事では、数々の企業のInstagram運用を成功に導き、合計57万以上のフォロワー獲得に関わった弊社の知見を基に、Instagram運用で成果を出すための9のポイントを解説します。
目次
1. 徹底した競合調査と差別化戦略
多くの競合がひしめく市場で真正面から戦っても、埋もれてしまうだけです。
企業のアカウントであるあるなのが「他社のマネ」。
それも重要なのですが、同じような情報を発信しているアカウントを複数フォローすることはあまりありません。
競合アカウントを徹底的に調査し、どのような投稿がエンゲージメントを獲得しているのかを分析することで、自社が勝てるポジションを見つけ出せます。
2. 売上から逆算した「勝てる」導線設計
単にフォロワーを増やすだけでは、売上には繋がりません。
認知獲得→フォロワー増加→ECサイト誘導→購入という一連の流れをスムーズに繋げることで、フォロワーが自然と顧客へと転換していく仕組みを構築できます。
プロフィール、ハイライト、投稿、ストーリーズといった各機能を戦略的に連携させ、ユーザーが次のアクションを起こしたくなるような仕掛けを作りましょう。
3. フォロー率8%など数値を基準とした指標管理
「どの数字を見ればいいのか分からない」という声をよく聞きます。
運用初期に特に注目すべき指標は「フォロー率(フォロワー増加数÷プロフィールアクセス数)」です。
この数値が8%を下回っている場合、プロフィールにアクセスしてくれたユーザーの多くが、フォローせずに離脱してしまっています。
印象ではなく数値を基に判断、改善を行うことで計画的なアカウント成長が実現可能となります。
4. 運用目的の明確化
「採用にも繋げたいし、商品の集客もしたい」といったように、運用目的が曖昧になっていませんか?
Instagramで情報発信する事業者が爆発的に増えた今、「なんでも屋」的なアカウントはユーザーの心に響きません。
「誰に、何を伝え、どうなってほしいのか」を明確に定義し、チーム全体で共有することで、発信する情報の軸が定まり、コンテンツに一貫性が生まれます。
5. 具体的なターゲット設定(ペルソナ設計)
「とにかくフォロワーを増やしたい」という考え方は危険です。
弊社が分析を担当した住宅メーカー様の事例で、「フォロワーは多いのに商圏内のユーザーが数%」という例がありました。
つまり更新しても更新しても顧客になり得ない人たちに向けてずっと発信していたのです。
年齢、性別、職業、居住地、ライフスタイル、抱えている悩みなど、ペルソナを詳細に設定することで、発信する情報の解像度が格段に上がります。
6. 目的別の投稿フォーマット化
成果を出しているアカウントは、投稿ごとに「役割」を明確にしています。
認知投稿、共感投稿、購買投稿など、各投稿にKPI(保存数、いいね数など)を設定。
「見るだけで終わらせない」仕組みを構築することで、運用の効率化と成果の最大化を両立できます。
7. キャプションやハッシュタグ戦略の最適化
弊社の仮説ですがInstagramはアカウントがどんなジャンルなのかの判定に、キャプション、ハッシュタグを分析していると見込んでいます。
つまり自社の集客に関わらないハッシュタグやキャプションを使っていると未来の顧客に届かないという可能性が高まります。
戦略的にキャプションやハッシュタグを使用することで、ターゲット層へのリーチ率が高まります。
8. 内製化・継続運用を見据えた運用体制の構築
Instagram運用は、継続することが最も重要です。
月ごとに投稿カレンダーを作成したり、テンプレート化したフォーマットを用意したりすることで、毎回の作業負担を軽減できます。
また、役割を分担することで、一人に負荷が集中するのを防ぎ、継続的な運用を可能にします。
継続できる仕組みがないと、どんな戦略も実現できません。
以上弊社が運用を行う際に意識しているポイントをまとめてみました。
皆さんのInstagram運用の参考になれば幸いです。