「成功している食品メーカーのInstagramを真似しているのに、なぜか自社のフォロワーは増えない」そんな悩みを抱える広報・マーケティング担当者は少なくありません。

実は、伸びている食品メーカーのアカウントには、見た目以上に「成果につながる設計」が共通して存在します。

本記事では、フォロワー数0から10.8万人超に成長させた支援実績を持つ株式会社OTONAが、自社の支援事例をもとに、食品メーカーのInstagram成功事例と、伸びるアカウントに共通する3つのポイントを、失敗例も交えて具体的に解説します。

「なんとなく投稿」から「売上につながる運用」へ切り替えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

食品メーカーがInstagramで成果を出せる3つの理由

食品メーカーがInstagramで成果を出せる3つの理由のタイトル画像

食品メーカーにとってInstagramは、「おいしそう」を視覚で伝えられるSNSです。まずは、なぜ今この媒体に力を入れる食品メーカーが増えているのか、その理由を3つに整理します。

1. 消費者は商品・レシピ情報をInstagramで探している

献立や食材選びの情報を、検索エンジンではなくInstagramで探す消費者が増えています。

株式会社CREAVEが2025年6月(※1)に公表した調査(料理・グルメ好きのユーザーが対象)では、情報収集媒体としてInstagramが最多となり、YouTube・TikTokを上回りました

「作ってみたい」と思わせる視覚的なコンテンツが支持を集めている表れです。

※1出典:株式会社CREAVE 2025年6月最新版 料理・グルメ好きクリエイターのSNS調査レポート

 

2. 食品は“視覚訴求”が強く、Instagramと相性が良い

盛り付け・色合い・調理過程・断面といった要素は、写真やリール動画で直感的に魅力を伝えられます。

文字情報が中心のSNSと比べ、食品は画像・動画との親和性が高く、短い接触時間でも「おいしそう」を伝えられるのが強みです。

 

3. 共感コンテンツが購買・リピートにつながる

食品メーカー認知からリピートまでの解説図

食品メーカーのInstagramは、単なる認知獲得にとどまりません。

食に関心の高い層を対象としたアイランド株式会社の2025年調査(※2)では、Instagramの投稿をきっかけに約67%がレシピを実践し、約61%が商品を購入したと回答しています。

さらに、公式アカウントをフォローしている人は88%にのぼり、フォロー理由のトップは「その企業・商品が好きだから(76%)」でした。
共感が購買とファン化の両方を生んでいることがわかります。

※2出典:アイランド株式会社 食品・飲料・キッチン家電/キッチンツールの公式SNSアンケート2025

【ポイント】
食品メーカーのInstagramは「認知 → 共感 → 購入 → リピート」までを一気通貫で担える販促チャネルです。

投稿の見た目だけでなく、購買につなげる設計があるかどうかが成果の分かれ目になります。

【実例で解説】OTONAが支援した食品メーカーのInstagram成功事例

OTONAが支援した食品メーカーの成功事例のタイトル

ここからは、弊社OTONAが実際に0から運用支援を行い、成果を出した食品メーカーのInstagram成功事例を2つ紹介します。

どんな課題から始め、何を設計し、どう伸ばしたのか」を、具体的な施策・期間・数字とともに掘り下げます。

他社事例の寄せ集めではなく、支援した当事者だからこそ語れる中身を公開します。

事例1|生活協同組合コープさっぽろ「Cho-co-tto」(0から10.8万フォロワー)

コープさっぽろ Cho-co-tto のInstagramフィード画面

アカウント:@chocotto__kurashi

スーパー・生協の新規アカウントを、ゼロから10.8万フォロワーへと成長させた事例です。

背景・課題 お問い合わせをいただき、フォロワー0の状態から運用支援をスタートしました。

スーパー・生協のアカウントは「チラシやお知らせの延長」になりやすく、消費者が“フォローし続ける理由”を作りにくいという難しさがありました。

実施した施策・工夫 ・市場環境・競合アカウント・自社の強みを徹底分析し、ポジショニングを明確に設計

・「ターゲットがなぜこのアカウントをフォローするのか」をコンセプトとして言語化

・暮らしに役立つ情報や日々の献立の悩みに応えるコンテンツを軸に、発信を継続

・一度決めたコンセプトから投稿の軸をぶらさず、世界観を一貫

成果(期間・数字) 運用の結果、フォロワー数は10.8万人超に成長

全国の生活協同組合コープのInstagramアカウントの中でもトップクラスの規模となりました。

この事例から学べること 「何を投稿するか」の前に「誰に・なぜフォローされるか」を決めること。

目的から逆算してターゲットとポジショニングを固めることが、フォロワー数の土台になります。

発信内容そのものより先に「ポジショニング」を固めたことが、継続的な成長につながりました。

事例2|ヤシマ食品「湘南豆富」(6ヶ月で1万フォロワー)

ヤシマ食品 湘南豆富 のInstagramフィード画面

アカウント:@shonan_tofu

創業70年以上の老舗豆腐メーカーの新ブランドを、約6ヶ月で1万フォロワーへ育てた事例です。

背景・課題 豆腐・油揚げ・こんにゃく類を70年以上つくり続けてきた老舗メーカー、ヤシマ食品株式会社様の事例です。

事業承継を機に、伝統を受け継ぎながら2025年に新ブランド「湘南豆富」を立ち上げることになり、弊社が0からInstagram運用を支援しました。

豆腐業界はSNS活用が進んでおらず、新ブランドの認知はゼロからのスタートでした。

実施した施策・工夫 ・「業界内でまだSNS活用が進んでいない」ことを逆にチャンスと捉え、先行して世界観を確立する方針をとった

・Instagram上での明確なポジショニングとコンセプト設計を最優先で行った

・新ブランドの世界観が一目で伝わるビジュアルとトーンで発信を統一した

成果(期間・数字) 運用開始から約6ヶ月でフォロワー数1万人を突破。

食品業界、かつ中小・地方メーカーの新ブランドとしては、非常にスピード感のある成長を実現しました。

この事例から学べること 競合がまだ動いていない領域こそ、先行して世界観を確立する好機になります。

後発でも、業界の“SNS空白地帯”を突けば短期間で存在感を出せます。

「まだ誰もやっていない」市場は、後発でも一気に主導権を握れるチャンスになります。

詳しい事例はヤシマ食品株式会社様 6ヶ月で1万フォロワーを達成した事例 をご確認ください。

成功している食品メーカーInstagramの3つの共通点

伸びる食品メーカーInstagramに共通する3つのポイントの図解

2つの事例に共通していたのは、次の3点です。

「映える投稿ができているのに売上につながらない」アカウントとの違いは、ここにあります。

1. 投稿に「目的・役割」が設計されている

成功アカウントは、投稿ごとに役割を明確にしています。

  • レシピ紹介投稿商品の使用例を見せ、保存・再訪を促す
  • 共感投稿「忙しい日に助かった」などをストーリー仕立てで届ける
  • キャンペーン投稿新商品・モニター募集で反応を集める
  • 導線誘導投稿コメント → DM → EC購入へつなげる

それぞれに保存数・DM数・クリック数などのKPIを設定し、「見るだけで終わらせない」設計が組まれています。

2. ターゲットの暮らしに寄り添った世界観

世界観は「映えるかどうか」ではなく、ペルソナの暮らしや感情に寄り添えているかで決まります。

  • 主婦層時短・節約・子どもも食べやすい
  • 一人暮らし層簡単・洗い物少なめ・映える
  • 健康志向層糖質オフ・野菜中心など栄養視点

ユーザーの生活背景に合わせて投稿トーンを設計することが、フォローされ続ける理由になります。

3. 「見る→保存→購入」の導線が明確

投稿はゴールではなく、行動のきっかけです。
成果を出すアカウントには必ず次のアクションが用意されています。

  • プロフィールリンクの整理(リンク集ツールの活用)
  • ハイライトで「人気レシピ」「購入方法」などを明文化
  • 投稿へのコメントから自動DMでクーポン・購入ページを案内
  • ストーリーズのアンケート・リンクで参加を促す

興味を持った直後に「行動できる仕組み」を用意しておくことが、購買への最短ルートです。

フォロワーが増えない原因を整理したい方は、Instagram投稿を続けているのにフォロワーが増えない理由3選もあわせてご覧ください。

 

失敗例から学ぶ|成果が出ない食品メーカーの3つの落とし穴

成果が出ない食品メーカーの落とし穴のタイトル

成功事例の裏には、つまずきやすいパターンも存在します。

ここでは食品メーカーが陥りがちな3つの落とし穴と改善策を解説します。

1. 投稿の目的が曖昧で戦略がぼやける

「今日は◯◯のレシピ」と投稿しているが、その投稿が何のためのものか社内で説明できない——これはアカウントの目的(認知/EC売上/ファン化)と各投稿の目的が紐づいていないために起きます。

投稿前にKPIを定め、目的に応じて投稿タイプ(認知・共感・購買)を使い分けることで、戦略のぶれを防げます。

2. 世界観はあるが導線が弱い

きれいな写真で統一感はあるのに売上につながらない場合、販促導線が設計されていないことが原因です。

「で、どこで買えるの?」で終わらせないために、プロフィールにECやレシピサイトへのリンクを明記し、投稿末尾やストーリーズで次の行動を促す一文を添えましょう。

3. 運用が属人化して続かない

毎回ゼロから投稿を考え、一人で抱えて疲弊しフェードアウト——戦略設計がないと運用は属人化し、続かなくなります。

投稿カレンダーとテンプレートを用意し、撮影・編集・確認の役割を分担して「続けられる仕組み」をつくることが重要です。

地方企業の運用の工夫は、0から月商数百万円を達成した地方企業のInstagram運用秘話が参考になります。

【注意】
失敗の多くは「センスや投稿頻度」ではなく「設計と仕組みの不足」が原因です。成功事例を表面的に真似るのではなく、その裏にある目的設計・導線・運用体制まで含めて取り入れることが成果への近道です。

自社で成功事例を作るためのInstagram運用5ステップ

食品メーカーがInstagramで成果を出すための5ステップ

成功事例から学んだポイントを、自社で再現するための基本の5ステップとして整理します。

  1. 目的とKGI/KPIを決める(認知・EC売上・ファン化など)
  2. ターゲットとポジショニングを言語化する
  3. 投稿タイプと世界観のルールを設計する
  4. 投稿カレンダーとテンプレートで仕組み化する
  5. 保存率・DM数などを分析し、改善を回す

この流れは業種を問わず共通する成果の型です。

より広く企業アカウントの集客設計を知りたい方は、企業Instagram集客攻略!成功事例と初心者向け運用テクニックや、Instagram運用で成果を出すためのポイントまとめ8選も役立ちます。

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外注を検討するなら|費用相場と運用会社の選び方

費用相場と運用会社の選び方のタイトル

自社リソースが不足している場合は、運用代行の活用も有効な選択肢です。

ここでは費用相場と会社選びのポイントを簡潔に紹介します。

■ Instagram運用代行の費用相場

サービス内容 月額費用の目安
投稿代行のみ(月8〜12投稿) 5万〜15万円
戦略設計+投稿代行 15万〜30万円
戦略・撮影・投稿・分析まで一括 30万〜80万円
インフルエンサー施策・広告運用込み 50万円〜

※支援範囲・実績・対応規模によって変動します。あくまで市場の目安としてご覧ください。

■ 運用会社を選ぶ3つのポイント

  1. 実績と成果指標を数字で開示しているか(フォロワー数だけでなく保存率・売上など)
  2. 食品業界に特化したノウハウ(レシピ設計・撮影・ターゲット理解)があるか
  3. 丸投げ運用ではなく、内製化支援まで対応できるか

価格だけでなく「実績・戦略設計力・食品業界への理解」で比較することが、費用対効果を最大化する鍵です。

まとめ|成功事例は「設計と仕組み」を学んで再現する

成功事例は「設計と仕組み」を学んで再現するのタイトル画像

食品メーカーのInstagramは、20〜40代を中心に「商品・レシピを探す場所」として定着し、認知から購入までをつなぐ販促チャネルになっています。

本記事で紹介したコープさっぽろ・湘南豆富の2事例に共通していたのは、目的設計・世界観・購買導線という3つの仕組みでした。

投稿の見た目を真似るだけでなく、その裏側にある設計まで取り入れることが、自社の成功事例づくりの第一歩です。

弊社OTONAは、食品メーカー様向けにInstagram運用の戦略設計から実行・分析まで一貫して支援しています。

コープさっぽろ様(10.8万フォロワー)、湘南豆富様(6ヶ月で1万フォロワー)など、食品業界での実績も豊富です。

「今のアカウントの何が課題かわからない」という段階でも問題ありません。

まずは無料相談から、現状の整理を一緒に始めましょう。

 

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著者情報

大平 友明
TOMOAKI OHIRA 大平 友明 代表取締役

株式会社OTONA代表。2016年にFringe81株式会社(現Unipos株式会社)入社後、西日本支社の立ち上げや子会社FringeWestの取締役、代表取締役を歴任。2020年退社後、2021年に株式会社OTONAを創業。旅行Instagramメディア「オトナ旅」を26万フォロワー規模に成長させ、多数の企業や自治体へのSNSマーケティング支援・講演実績を持つ。関与したInstagramアカウントの合計フォロワーは47万人を超える。