Instagramで集客力を上げて売り上げ向上、Instagramで若手を採用したい。

「で、結局何をすれば良いの?」という方に向けた記事がこちらになります。

私は約7年前からInstagramの運用に携わり始め、2025年6月現在で弊社が関わったInstagramアカウントのフォロワー合計数は561,937人になりました。

そしてかなりのInstagram運用に関する問い合わせを頂くようになり、リソース不足に困った弊社は採用もInstagramで行うことにしました。

結果的に岡山県内のみをターゲットにして、Instagram経由で2ヶ月で約50名の方に面接希望を頂きました。

それらのノウハウに興味を持って頂き北海道観光振興機構、鉄の道文化圏推進協議会、一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構、滋賀県野洲市商工観光課様などにお声がけ頂き有償でのセミナーをかなり実施してきました。

そんなInstagramを通じた様々なプロジェクトに関わった私が持っている情報を本記事ではどんどん公開していきます。

 

なぜ今企業のInstagram活用が必須なのか

みなさん現在日本人の中でSNSを使用している人が何人かご存知でしょうか。

1億1,300万人がSNSを活用しているそうです。(出典:総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」)

2025年の日本増人口は約1億2,400万人なので10人いれば9人は何かしらのSNSを使っているということになります。

そしてソーシャルメディアマーケティング市場は2024年で1兆2,038億円、2029年には2兆円を越えると予測されています。出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ

そしてInstagramのユーザーは約6,600万人いると予測されていてSNSを使う日本人の2人に1人はInstagramユーザーと言われています。(Meta社の2019年公式発表3,300万人から2倍成長と予測されている)

総務省の調べでは10代〜20代の70%以上はInstagramを利用しているのです。

Gaiax社の調査 では30代で2人に1人、40代でも40%の人がInstagramを使用しているそうです。

出典:https://gaiax-socialmedialab.jp/socialmedia/435

いってみればSNS、Instagramは日本人にとって情報取得のインフラになっているといえます。

そしてこの変化に対して多くの企業は今まで行ってきたマーケティンの手法を変える必要があると気づいています。

しかしInstagramをどう効率的に活用するのが正解か分からない。そんな状況ではないでしょうか。

 

成功事例から学ぶ:Instagram活用で成果を出した企業の共通点

Instagram経由で月商400万円、フォロワー1.7万人を獲得したシーガル社の事例

Instagram運用を本格開始した背景

シーガル社は岡山県でスマホケースを中心にEC販売を行っている会社です。

基本的には楽天やAmazonなどECモールを中心に販売してきました。

Instagramを活用した背景は、楽天やAmazonなどECモール内での競合を避けつつ販路を拡大するためです。

現在ECモールには中国資本がかなり進出してきており、特にスマホジャンルは異常な価格競争が起きています。

そこと争わず、ファン化しやすく他社製品がレコメンドされないInstagramは顧客が他社と比較しにくいマーケットになると考え事業として本格的に開始しました。

株式会社OTONAにInstagram運用代行を依頼した結果どうなったのか

スマホケースのEC販売を目的に0からアカウントの戦略設計、コンセプト策定、プロフィール文章の作成、投稿コンテンツの作成、投稿代行まで全て行いました。

最も意識したポイントは以下です

既にたくさん存在するスマホケースEC企業のInstagramアカウントとどう差別化したポジションを築くか

結果、フォロワーは今では1.2万人(2025年6月現在は1.7万フォロワー)まで増加し、Instagramを絡めたマーケティング施策により自社サイトは年商が5,000万を超える見込みです。リール動画の最高再生回数は170万回を越えました。

最終的には内製化の支援を行い、自社内で運用できる体制を整えました。

シーガル社のアカウントはこちら https://www.instagram.com/seagull_smartphone/

Instagram経由で50名以上の面接希望を獲得、3名採用した事例を紹介

弊社もInstagram運用においてはかなり実績を積むことができ、お問い合わせ頂くことが増えていました。

大変ありがたいことなのですが、案件数が増えると企業がぶつかるのはリソース不足です。

そこで考えつく採用手法の候補は

・エージェントに依頼し人材紹介してもらう(複数名採用するには紹介費用がかかり過ぎるのでNG)

・求人媒体に掲載し応募を待つ(大手広告会社と比較されて選ばれる可能性が低いので断念)

残された手法はSNS採用でした。

元々株式会社No Company様が発信されている新卒採用等のデータは見ていてZ世代採用を行うならSNSという事実は知っていました。

25卒へのアンケートで2人に1人以上がSNSで就職の情報取得をしているというデータには衝撃を受けました。

出典 https://www.no-company.co.jp/news/240723-release-research

Instagram経由で採用活動を行った結果

 

結果的に2ヶ月で52名の方が面接を希望してくれました。

正直想像以上の成果でした。企画実行当初は10名応募が来て、1人採用できたらラッキーだよね。くらいの温度感でした。

そして最終的には国立大学出身者(岡山大学)含む3名の方が入社をしてくれました。

弊社の採用特化のInstagramアカウントを作成する際に意識したのは以下です

・ターゲットユーザーは元々弊社のことをどれくらい知っているのか(知名度がほとんど0という事実)

・ターゲットユーザーが仕事探しにおいて重要視しているポイント、そして優先度が高い項目は何か(求職者目線への意識)

・求められている情報の提供の優先順位(どんな情報が先にあると、ターゲットは興味を持ってくれるのか)

弊社が当時10名以下くらいの規模でしたので、3名に留まりましたが規模が大きい会社であればより高い採用効率を実現できたかと思います。

Instagramを通じて1,000万円以上の売上を作った兵庫県旅館の事例

弊社ではオトナ旅という26万人以上のフォロワーを抱えるInstagramメディアも運営しています。

そこで多くのホテル、旅館様とお話をする機会があり「Instagramから予約が取れない」と相談を受けることが多くありました。

弊社で実は独自のInstagram運用システムを構築しており、そちらを導入することで想定以上の売上を作ることができるようになりました。

その旅館様も何万人もフォロワーがいる訳ではなく、3,000〜4,000フォロワーの間くらいの規模感なのが重要なポイントです。

旅館が実際にInstagram経由で自社予約を獲得するために意識したポイントは以下です

・Instagramから予約までの違和感のない導線設計

・Instagram経由で自社サイトで予約した方がお得であることを明確にする

・ユーザーが一目見ればお得と分かるクリエイティブ

振り返ると我々はInstagramの運用を通じてかなりの成果を出してきました。

最後にその中で意識してきたポイントを箇条書きでまとめようと思います。

全てを書き切るとこのブログ記事だけで終わらないのでそこはご容赦頂けると幸いです。(普段セミナーに呼んで頂く場合は60分〜90分かけてお伝えしている内容なので)

株式会社OTONAがInstagram運用で成果を出す上で重要視している項目一覧

ブレのない目的とGOALを設定する

弊社は様々な企業様とInstagram運用のお仕事をしてきました。

上手くいかないとご相談頂く企業様に多くありがちなのが目的やGOALが曖昧なケースです。

そうなるとユーザーにどんなアカウントなのか理解してもらうことも難しく、社内で統一した運用もできず数値が伸びないという結果になります。

ターゲット設定は必ず行う

目的やGOALが定まると自ずと「〜〜な人にフォローされないといけない」が決まります。

それがターゲットですが、意外と明確なターゲット像を描けているアカウントは少ないです。

コンテンツ戦略はまずはフォローされることを目的に

多くの企業アカウントがやってしまいガチなのが、宣伝投稿ばかりのInstagram運用。

宣伝投稿に興味を持ってくれるユーザーは貴社のかなりのファンだと言えます。

既にファンである人に向けたInstagramアカウントにしていくのであればOKですが、新規の顧客を開拓することが目的なのであればまずターゲットにどうフォローしてもらうかという観点で考えることが重要です。

アカウントコンセプトとポジショニングはマネではなく、差別化しないと伸びない

みなさんも同じような雑誌を2冊買うことはしませんよね。

つまりInstagramのユーザーもそれは同じで同じような情報を複数フォローすることはあまりしないのです。

ユーザーのニーズが存在している。一方でそのニーズを満たしきれているInstagramアカウントは存在しない。そんな領域があればかなり上手く運用できると思います。

効果測定と改善は2週間に1回は行う

Instagramは実は数値で全てを語ることができます。

主観的にこのクリエイティブが良い。といった要素も大事なことではあるのですが最も重要なことは数値が伸びたかどうかです。

リーチ、フォロワー数が伸びないと楽しくないですしね。

インサイトから効果測定すべき指標と基準には明確に目指すべき数値が存在する

数値を見ることが重要なのは分かったけど、結局何をみたら良いの?どの程度の数値ならOKなの?

我々もかなりの企業アカウントを運用し、フォロー率は○%以上など基準値を設定して日々改善に努めています。

具体的な数値はセミナー資料に記載しているので興味があればLINE@よりダウンロードしてくださいね。

フォロワーを増やす段階と売上作りの段階で考え方を分ける

みなさんに抑えて欲しいポイントの1つがこちらです。

いきなり売上に直結するのがベストです。一方でそんなことは中々現実には起こりえません。

まずはフォロワーを集める→ファンになってもらう→商品を買ってもらう。この流れは意識してください。

いきなり売上作りに挑むとかなり厳しい結果が待ち受けています。

プロフィールの内容はセオリーに乗っ取って作成する

最後にお伝えしておかないといけないのが、プロフィール内容の重要性です。

普段のコンテンツに目が行きがちなのですが、フォローの前にはプロフィールを閲覧するユーザーが多いです。

こちらも制作時に意識すべきセオリーがありますので、興味のある方はセミナー資料をダウンロードしてみてください。

より細かいInstagram運用ノウハウに興味のある人には資料をプレゼントします

弊社ではセミナー用に基礎となる資料を作成しております。(2025年6月にアップデートしました)

依頼頂いたセミナー毎にもちろん内容に微修正を加えるのですが、基本的な内容は不変的な情報になります。

もし興味のある人がいらっしゃいましたら基礎部分の資料をプレゼント出来ればと思います。

以下URLよりLINE@にご登録頂き、必要情報をご入力ください。

 

著者情報

大平 友明
TOMOAKI OHIRA 大平 友明 代表取締役

株式会社OTONA代表。2016年にFringe81株式会社(現Unipos株式会社)入社後、西日本支社の立ち上げや子会社FringeWestの取締役、代表取締役を歴任。2020年退社後、2021年に株式会社OTONAを創業。旅行Instagramメディア「オトナ旅」を26万フォロワー規模に成長させ、多数の企業や自治体へのSNSマーケティング支援・講演実績を持つ。関与したInstagramアカウントの合計フォロワーは47万人を超える。