鳥居

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弊社が抱えていた採用課題について

この記事では若手の採用に苦労していた弊社がInstagramを活用してどのように2ヶ月で40エントリー獲得したのか解説している記事です。 弊社がInstagramを採用で活用する前に抱えていた課題は以下3点でした
・人材紹介サービスを使いたいが手数料が高手が出しづらい ・求人サイトを使っても大手と比較されると選んでもらえないのでは?という不安 ・様々な採用手法を試してみたいけど人出が足りない
上記のような課題があり色々悩んでも、社内から聞こえてくる「人手不足」という状況は変わらない。 どうしたらいいのか。そんな状況でした。 ※現在の状況:3名が実際に入社、エントリー数は60名を突破しました。

なぜ採用にInstagramを活用しようと思ったのか

Instagramは元々ビジュアルコンテンツを中心としたSNSとして知られており、その特性を活かしてBtoCの集客領域で多くの企業はInstagramを活用してきました。 それはターゲットユーザーの多くがインスタを日常的に使っているからです。 弊社は従業員数10名以下の零細企業、採用したいターゲットはいわゆるZ世代の人たちです。 Z世代は全ての情報収集の起点がInstagramと言って良いほどインスタを活用する世代です。 であれば、採用にインスタを活用しない理由がない。競合企業も本格的に取り組んでいなかったこともあり弊社はInstagramを活用して採用していこうと決めました。 しかし最近よく見る社長や社員が動画に出演するタイプの採用Instagram運用はできる気がしなかったので、どうしようかと悩んでいました。 そんな弊社がどのようにInstagramを活用して、多くの人にエントリーしてもらったのかその考え方を解説していきます。 ぜひ最後までお読みください。 まずは弊社の成功事例について紹介します。

インスタを活用して2ヶ月で40エントリーを実現した自社事例

(こちら使用したengageの管理画面です。人のイラストが応募数です) 結果的に40以上のエントリーをして頂き3名が入社しました。採用計画自体を越えたので一旦停止中です。 人材採用の相場で考えると1/3のコストで目標達成出来ました。弊社に受け入れのキャパがあればさらなる投資対効果になったと思います。 何より採用インスタアカウントは作っておけば、追加で採用したい時に再開するだけなので資産的意味合いとしても効率が良いという気付きも得ることができました。 弊社岡山県にある企業なのでリモート勤務も選択肢としてありますが、岡山県内在住の方をターゲットにしました。年齢は20歳〜26歳くらいまでの方。 実際のエントリーまでの流れは下記です。
従来はコンテンツ、広告、イベントで企業を知り、採用ページを見てもらうという流れです。 そこで私たちはこう考えました。 「地方の中小企業である弊社が文章で説明しても20代の方はしっかり読んでくれず、エントリーも確保できない」 そこでターゲット世代に合わせる形でターゲットが企業選びに必要な情報をビジュアルで分かりやすいコンテンツに落とし込みました。 ↓のようなイメージです。(こちら一部分です)
  弊社が40エントリー確保できた理由は出来る限り求職者目線で採用Instagramアカウントを作ったことだと考えています。 正直どの目線でインスタアカウントを作るかに全てがかかっていたと思います。 もちろんビジュアルも大事ですが。

なぜ中小企業は採用活動でインスタを使うべきなのか

結論、弊社の規模でも採用に成功したからです。 そもそも採用戦略=自社が選ばれる理由作りだと定義しています。 つまりどこで競合他社と差別化するかが重要なのです。 基本的に平均年収、事業内容、社風などはすぐに変えられない土台です。 そうなるとどこで差別化するかといえば「マーケティング」情報発信の部分です。 東京のITベンチャー企業でも社長自ら新卒採用イベントに登壇しているのもその一部です。 ナビサイトで大手企業と自分の会社が並んでいるところ想像してみました。 弊社ではほぼ確実に負けると判断して、他企業がやっていない手法、Instagramを活用した採用戦略を選びました。 中小企業こそ情報発信の部分で差別化することが重要なんだと身を持って実感しました。

採用Instagramのコンテンツを考えるための3ステップ

①求職者は自社のことをどこまで知っているのか把握する

皆さん何から投稿して良いのか分からない。そんな時はターゲットが自社のことをどこまで知ってるか把握しましょう。 弊社の場合は企業名すら知らない人がほとんどと言う前提で進めました。

②求職者が気になる情報を整理する

実際に今働いている人に聞くのも良いです。自分たちはこの情報を投稿したいけど求職者は求めているのか?と考えることが重要です。 エクセルなどに「求職者が実は知りたいこと」というタイトルで思い付く限り書き出してみましょう。

③採用コンテンツを作成する

①、②を経てようやくInstagram用の採用コンテンツ作成に移ります。①、②でターゲットを主語に考えたことでスムーズにコンテンツアイディアが出てくるようになります。 もっと詳しく解説したいのですが、企業規模や事業内容により必要な投稿数など適切な手法が異なり責任が持てないのでここでは割愛します。すみません。

中小企業のほとんどがやってしまうインスタ採用の間違い5選

「いやいや、うちの会社も採用でインスタ使ってるけど上手くいってないよ」 Instagramは無料なので、多くの企業がアカウントを作っています。 しかし多くの企業が成果に繋がっていないのが実情です。 理由は下記かなと思っています。
  • ターゲットを定めきれてない
  • 効果的な投稿内容が分からない
  • エントリーまでの流れをどうしたら良いか分からない
  • プロフィールの書き方が分からない
まとめると「発信できるネタはあるのに、誰に向けて何を投稿すれば効果的なのか分からず上手く活用できない」 いくつかの企業採用担当者の方とお話ししたのですが、素晴らしい会社なのに採用のInstagramでは上手く伝わりきっていないケースがほとんどでした。もったいないです。 弊社ではこう考えています。 「人口が減り求職者が有利な状況、そして情報の供給量もどんどん増えてるので上手く発信する必要がある」 ↑の前提に立ち丁寧な発信を心がけることが重要なのではないかと思っています。

中小企業の採用におけるインスタ運用で絶対避けたいこと

SNSにおいては地方在住か、東京在住かで楽しめるコンテンツが違うといったことがないのです。 皆さんも家で世界中の良質なコンテンツを日々楽しんでいると思います。 何が言いたいかというと消費者、求職者側のコンテンツに対する目はとても肥えているんです。 皆さんもYoutubeを見る時無意識にサムネイルのクオリティで何を見るか決めてませんか? 求職者からすると企業側の発信は「デザインも良くて、中身も分かりやすい」これが当たり前になってしまったのです。 採用担当者は大変です、、、 逆をいえば「デザインの質も低くて、中身も分かりにくい」こうなると「この会社ちょっと不安かも、、」と思われてしまう可能性も正直あります。 特にBtoB企業は事業内容が複雑なので、まずイメージで判断されるケースが多いので要注意です。

中小企業がインスタ採用を成功させるためのまとめ

集客、マーケティングの手法は時代に合わせてどんどん変化していきます。 雑誌→合同説明会などイベント・Web求人→ダイレクトリクルーティング・オンライン説明会といったように。 重要なことはこの流れは消費者、求職者がより時間を使っているモノに合わせていると変わっているということです。 昔は雑誌、最近まではWebメディア、今はSNS。皆さんがスマホを開いてまず見るのはSNSではないでしょうか。 SNSでの情報発信の流れが止まることも考えにくく、もっと加速するはずです。 企業サイドは新しい手法をどんどん取り入れないと置いていかれます。 人事担当の方から「昔はスカウトサービスが効果良かったのに、他社もやるようになって反応が微妙、、」と言う声も伺います。 「周りがやってるからやろうか」では差別化にはなりません。 弊社も採用で競合しそうな企業がやっていないから成果が出たと思っています。(競合企業も普通にやっている時代であればここまでの成果は出なかったと思ってます。) ぜひ多くの企業が当たり前に取り組む採用手法になる前にInstagramを活用した採用に取り組んで頂けたらと思います。

最後におしらせ

皆さまにとって役立つInstagram採用のノウハウ資料作成を進めておりましたが、業種・ターゲットによってコンテンツ軸や運用方針が異なることが分かってきました。 そこで全業種の人事担当者様が使える「採用でInstagramを活用するなら最低限抑えておくべき5つのポイント」を1枚のPDFにまとめました。 必要な方は下記ご入力頂ければPDF資料1枚を送付致します。 採用×Instagram活用について詳しい内容を知りたい方はお問い合わせください。
鳥居

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著者情報

大平 友明
TOMOAKI OHIRA 大平 友明 代表取締役

株式会社OTONA代表。2016年にFringe81株式会社(現Unipos株式会社)入社後、西日本支社の立ち上げや子会社FringeWestの取締役、代表取締役を歴任。2020年退社後、2021年に株式会社OTONAを創業。旅行Instagramメディア「オトナ旅」を26万フォロワー規模に成長させ、多数の企業や自治体へのSNSマーケティング支援・講演実績を持つ。関与したInstagramアカウントの合計フォロワーは47万人を超える。